藍色のハンカチ

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4 冬、姉と藍色のハンカチ(終)

4 ガチャガチャという音が懐中時計のチェーンが自己主張している音だと気がついたときにはいつの間にか、僕の冬は再開していた。 日はまだ高く、場所は公園ではなくて友人宅に向かう途中の小道。地面は間違いなくアスファルトだった。時間移動する前と全く...
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3 夏、乾く喉、間接キス

3「お父さんとお母さんを最後に見たのは?」「すぐそこのコンビニ。プールの帰りに寄ったんだけど、いつの間にかはぐれちゃって……」 話を聞けば、徒歩でプールに出かけたその帰りにジュースを買いに寄り、そのコンビニの中ではぐれたという。あのコンビニ...
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2 夏、ツーサイドアップの女の子

2 数秒後のことだ。晴れた視界は一変していた。雪なんて、どこにもない。 セミの声が幾重にも重なり、しゃあしゃあと僕の鼓膜を震わせている。僕は別段驚かなかった。 おそらく、今の季節は夏だと思われる。なぜなら、ジャンパーを着ているせいでどんどん...
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1 冬、買い物からの帰り道

1 季節は初冬。歳の離れた社会人の姉とともに行った、買い物からの帰り道である国道沿い。 雪たちが粉となって冷えた風に身を任せて舞い、少しずつ道端に降りていく。車道はさすがにまだまだだが、歩道の方ではすでに薄く白い膜のように積もっていて、自分...
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